「この形、どう作る?」隈研吾建築の屋根工事を体験!

ある大工さんとのご縁がきっかけで、三重県熊野市に応援させてもらう機会がありました。

今回の出張では、現地の大工さんとも、その大工さんをご紹介くださった方とも初めてお会いしました。
初対面の環境に飛び込んだ自分もなかなかの挑戦でしたが、初対面の僕を連れて行ってくださった大工さんも、かなりの冒険だったのではないかと思います(^^;

しかし、この出会いは自分の心境に大きな影響を与える貴重なきっかけとなりました。
のちに記事にしているので興味があれば読んでください(^^)

今回の現場は、なんと隈研吾氏が監修された建築プロジェクトでした。建築に詳しい方なら、その名を聞いただけでピンとくると思いますが、まさか自分がそのような現場で作業する機会をいただけるとは思ってもいませんでした。
しかも、初めて出会う大工さんのもとで作業するという状況。最初は緊張しましたが、現場の皆さんが温かく迎えてくださり、少しずつ仕事に集中できるようになりました。

現場についてまず驚いたのは建物の屋根でした。
今までに見たことのない形状で、どこが基準で、この後どんな形に完成していくのか想像できませんでした。

棟木は間崩れした位置にあり、その棟木に向かって垂木が伸びてるもんだから、訳わからんくなってる…

垂木自体も大きくて、鼻切りするだけでも大変そうです(^^;



今回お手伝いさせてもらったのは屋根の広子舞と野地板貼りでした。

広子舞も普段扱っているサイズとは比べようもないくらい大きいサイズなんで、見えなくなる箇所で寸切りボルトで引っ張っています。

今回の応援は1週間という短期間だったため、大きな力にはなれなかったかもしれませんが、それでも屋根工事のお手伝いをするだけで、すべてが新鮮でとても勉強になりました(^^)

普段の現場では経験できないような特殊な屋根の構造や、異なる工法を間近で見ることができ、自分の引き出しが増えた感覚があります。
改めて、大工の仕事の奥深さを実感するとともに、まだまだ学ぶべきことがたくさんあると気づかされました。

そして何より、現場の皆さんがとても気さくで、和気あいあいとした雰囲気の中で仕事ができたことが印象に残っています。
初対面にもかかわらず、温かく迎えてくださり、仕事の合間には冗談を交わしながら笑い合うこともありました。短い期間ではありましたが、充実した時間を過ごせたのは、現場の方々のおかげだと思っています。

「また機会があれば、ぜひ声をかけてもらえるように頑張ろう」――そんな思いを胸に、名残惜しさを感じつつも現場をあとにしました。
今回の経験を活かし、さらに技術を磨いていきたいと思います。


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