イナバ物置 内装工事 後編 

では前回の続きで後編いきます!

断熱材

壁の断熱材にも気を使いました。
壁材に使用した木材は30×40の桟です。

40mmの面を背にして、先に取り付けた桟木に縫い付けていきます。
断熱材としては30mmのスタイロフォームを使用しました。

これにより、仕上げ材の裏面にピッタリと密着させることができます。


スタイロフォームを隙間なく施工し、電気ボックスの裏部分にもウレタンフォームを吹き付けました。

天井断熱

今回天井の断熱材は普段あまり使用しない厚みの150mmを採用しました。
イナバ物置は構造上、鉄板でできているため、夏場は太陽の直射日光をまともに受けてしまい、内部が非常に高温になります。

そこで少しでも分厚い断熱材を天井に敷き詰めることで少しでも温度上昇を軽減できたらなと思いました。




OSB合板

今回はお客様の要望により、壁,天井をOSB合板仕上げにしました。
仕上げ材にOSBを使用するのは今回が初めてで、どんな仕上がりになるのか楽しみでした(^^)

使用してみた感想


元々が荒い材料なんで傷などが目立ちにくい。
OSBを固定するのにフロアータッカーのマタ釘を使用したのですが、目を凝らしても見つけられないぐらい目立たない仕上がりになりました。
OSB合板特有のランダムな木片の模様がナチュラルでスッキリとした印象を作ることができました。

あと調べてるうちに知ったことなんですが、OSB合板は「耐久性」「気密性」「防虫性」に優れている材料だということを知りました。
一方で、難点としては耐水性が低い点が挙げられます。

OSB合板は、破片状にした木材を重ねて圧縮し、成型する際に糊を使用して作られた素材です。
そのため、もともと木片を固めた構造になっており、水に濡れると耐久性が低下してしまう性質があります。
水分を吸収すると膨れたり、形状が変わったりしてしまうことがあるため、屋外や湿気の多い場所での使用には注意が必要です。

とはいえ、適切な環境で使用することで、長期的にその性能を発揮できる頼もしい材料だと感じました(^^)

棚の作成

仕上げのOSB合板も貼り終えたところで、お客さんからの提案で、「余った材料で何か作れないかな?」とご提案いただきました。

そこでいろいろ思案した結果、オープンシェルフを作ることにしました。
サイズやデザインについてはお任せいただいたので、自由に創作させていただきました。
OSB合板の素材感を活かしつつ、実用的でおしゃれなシェルフに仕上げることを目指しました。

棚の骨組みには天井の下地材の余りを活用してます。
奥は下段と中段を差し込めるように溝をつきました。

あと外周面の左右にはしゃくりを入れ、下段と中段を乗せる形にしてます。

さらに左右の外壁にもしゃくりを入れ、はめ込むように工夫しました。
この細工により、棚自体の前後のねじれを防ぎます。

棚の奥は前の写真でついた溝に差し込むことによってたわみを防ぎます。
手前は棚と縦の間仕切りとを交差させ支えています。

この加工で物を置いたときの荷重に耐えることができます。

さらに下・中・上段に垂れ防止に框を取り付け、左右の外板をはめ込んだ写真になります。

この時点でだいぶしっかりとした棚になりました。

奥の4隅に三角の部材を仕込みます。
この材料を入れることにより、左右の振れを防止します。

オープンシェルフの完成です

あとおまけでもうひとつ壁に取り付ける用の棚も作成しました。

自分の家に余っている材料と合わせて作らせてもらいました。

終わりに…

物置はただの収納スペースだけでなく、自分だけの作業スペースや趣味の部屋としても活用できます。
自分だけの特別な空間は男心をくすぐりますよね(^^)

イナバ物置の内装工事は、工夫次第で無限の可能性を秘めています。

この記事を読まれて、DIYで挑戦するもよし時間や手間をかけずに当社にお任せしていただくもよしです!

当社にお任せしていただければお客様のご要望にしっかり寄り添い、最適なプランをご提案いたします。
お問い合わせはお気軽にどうぞ!


最後までお読みいただきありがとうございました。

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