今年も残すところ6日となりました。
年内最後となる仕事納めは弟の現場になります。
和歌山県紀美野町にあるお宅で、床の改修工事です。
現場に着いて改修箇所を見てみると、畳が大きく沈んでいました。
床が腐って抜け落ちてる状態で、歩くのもままならない状態でした。
これは迅速に対応しなければ!!
とりあえず畳をめくってみます。
開けてビックリ!こりゃひどいっ😫
なぜか土間から竹がはえてました!
しかも土間から根太までの距離が異様に近く、下からの湿気をモロに受けてしまう状態でした。
根太が崩壊していたのはもちろんの事、ビックリしたのは根太の上に直接畳が敷かれていました。
これぐらいの年代の家だと、畳下にはこういった『荒板』といわれる物が敷かれているんですが、この現場にはありませんでした。
この荒板の役割は意外と重要で、板と板の間を0.5~1cmほど透かすことで湿気の通り道を作っています。
湿気が低い時には湿気を取り込み、
湿気が高い時には湿気を逃す構造になっています。
今回の床にはこの荒板が施されていなかったのと床下の空間がなかったため、束や根太、大引が湿気にやられていたんだと思います。
とりあえず竹や古い木材を撤去して、土間をキレイにしてから防湿シートをひき、大引を並べました。
鋼製束がくる位置には土を掘って、モルタルを流し込んでいます。
レベル調整を行い、根太を並べていきます。
根太間にはスタイロフォームといわれる断熱材を入れました。
解体前は一切断熱材は入っていなかったので、寒さは多少なりマシになると思います。
フローリングを貼って、完成です!!
ここまでかかった日数は、解体からを含めて三日間になります。
今回の工事みたいに
和室を洋間に変えたい!
フローリングが傷んできたので張り替えてほしい!
などのご相談がある方は、ぜひ下記のフォームからご連絡ください。
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