今年の仕事納めもあともう少しです
父の現場は先週の土曜日が仕事納めだったらしく、長い正月休みになるとのこと
だったら応援来てもらおうぜ!ってことになり父の気持ちが『正月休みモード』に入る前に急いで連絡を入れました
そして父に連れられ僕の甥っ子も手伝いに来てくれました
甥っ子はちょくちょく僕達の現場に手伝いに来てくれているのですが、この仕事に興味を持ってくれているらしく設計士か大工を目指しているみたいです!
将来有望です!
僕が大工をやり始めたきっかけの事を少し話します
一番最初に大工に触れたのは父の現場に『職業体験』に行ったことでした
当時中学生だった僕は特にやりたい仕事があるわけでもなく、大きくなったらコックさんになりたいなぁとふんわり考えている程度でした
初めて父の仕事を見学して印象に残っているのは、現場の匂いでした
木の匂いだったり現場独特の匂いがとても印象的で
父が仕事から帰ってきた時の匂いとマッチして、現場に対してすごく親近感が湧いたのを覚えています
その時の職業体験では特にこの仕事に就きたいという思いには至らず、そのまま高校生に上がりました
そして当時料理が好きだった僕は居酒屋でバイトをしていました
しかしそこの店長さんと喧嘩をしてしまい辞めることに・・・
そんなこんなで暇になってしまった時に父の仕事にちょくちょく応援に行かせてもらうようになりました。
初めの方は雑用ばかりしていたんですが、手伝いに行っているうちにやらせてもらえる仕事が増えていき、腰袋や作業着を買ってもらいました
工具も使わせてもらえるようになった頃にはもうどっぷりハマってました(^^;
物作りが好きという感情は昔から持っていたので大工が好きにならない理由はどこにもありませんでした
父の仕事の教え方は『失敗してもいいからやらせる』
というスタンスでした
僕が失敗しても怒ることは一切せず、なんでも挑戦させてくれました
そのスタンスが僕にとって大きく成長できた要因なんだろうなと、父には凄く感謝しています
挑戦することで自信をつけ、失敗することで次は失敗しないように工夫して、施工の仕方のインプットとアウトプットを繰り返し行う
とても合理的な教え方だなと思う反面、もし自分に弟子ができた時それと全く同じ方法で寛大な目を持って教えることはできるんだろうか・・・
急いでる現場なんかは特に無理だと思う
教える大工さんによっては『叱って教える』タイプもいるだろうし
逆に『何も言わずに見て覚えろ』タイプの人もいると思う
でも僕は父の教え方でほんとよかったなと思います
僕に弟子ができた時には父のスタンスで育てようと思います
まぁ話は変わって今年は自分の心境の変化に色々苦労しました
このままで本当にいいのか
自分がしたいことって何なんだろう
と毎日自問自答の日々でした
自分に取り巻く環境がイイものだと信じて来年も精進します
皆さまよいお年を〜!!
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